UCHIDA'S DINING JOURNAL
シャトーレストラン
コースの流れ
| # | 料理 | 素材・特記 | ペアリング |
|---|---|---|---|
| 食前酒 | 2012 トカイ・ドライ・フルミント(辛口白) | フルミントはハンガリー等の土着種。ソーヴィニヨン・ブラン風のスッキリした風味 | 🍷 白 |
| アミューズ | 安納イモのスープ、ライムのジュレ | ショットグラス入り。ライムの酸味が白ワインに合う | 🍷 ドライ・フルミント |
| 前菜 | ホタテ貝、ウニとキャビア乗せ | マリネ後に優しく火入れ、甲殻類エキスのパプリカのクーリー添え。小皿4つ | |
| メイン | 仔羊の背肉のロティ、肩肉のズッキーニ・カネロニ仕立て | 仔羊のジュのソース、皮つきニンニク添え | 🍷 2000 シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン(ポイヤック2級・赤、カベルネ70%、1時間前デカンタ) |
| アヴァン・デセール | シャンパンとオレンジのソルベ・グレナデンのジュ添え | ||
| デザート | 洋ナシのソルベとジュレ、マロンのエスプーマ | 🍷 2005 トカイ・アスー6プット カピ・ヴィンヤール(特別な甘口・非市販) | |
| 食後 | (流れ解散) |
ペアリングの要点
**フォワグラ × トカイ(5プット/6プット)**
- 唯一フォワグラだけが甘口ワインに合う食材。他はブルーチーズかデザートになる
- 5プットも6プットもリッチで、甘い中に品の良いスパイシーさと土っぽさ。酸がしっかり残った甘さゆえ。1999は1993と共に最高の出来の年
**仔羊 × ポイヤック(ピション・ロングヴィル・バロン)**
- 「四足の中でも仔羊には絶対ポイヤック」の定番マリアージュ
- ラトゥールほど強すぎないポイヤックの杉のような植物の風味が仔羊の脂身を洗い流すのに合う
**デザートの特別甘口(2005 カピ・ヴィンヤール)**
- 川そばの一級単一畑から好日に手摘み、雑味なし。1999より色は淡いが洗練は上。非市販を会のために持参
内田氏のコメント
- 貴腐菌が付き干しブドウ状になったフルミント(11月中旬摘み)の実物を試食。半生で明確な酸味があり美味。「美味しい素材からしか美味しいものはできない」
- プットの単位解説:1プット=26kgのブドウが入る桶。5プットは136Lの白に約130kgの甘口を加える。6プット以上はエッセンシア
- 貴腐ブドウは一粒ずつ手摘み、熟練者でも丸一日6〜10kg。最盛期は240人の臨時作業員。トカイは3年セラー熟成の決まり
- ラ・ピラミッドのソムリエ・トマジ氏の逸話(甘口の後、客が水で口を洗うのを待って次のワインを注ぐ配慮)を辻静雄の著書から想起
- 仔羊とポイヤックの相性を細かく解説したのが支配人でなく料理を運ぶ若手青年。フランス語を交え高度に即答できる訓練ぶりに感心
- 11月4日:ストラディヴァリウス(バイオリン名器)の音の謎を扱うBS番組のまとめ(料理に関係なし)
- 11月7日:オトワ・レストラン情報誌より、ブレス鶏とAOC制度の解説
- 11月9日:来年1月25日開催予定のミッシェル・ゲラール古典料理の会の予告
- 11月18日:菊の井・村田吉弘氏「日本料理の常識」(器・マナー・京都など)の聞き書きエッセイ
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