UCHIDA'S DINING JOURNAL
魚冶はら田
コースの流れ
| # | 料理 | 素材・特記 | ペアリング |
|---|---|---|---|
| 乾杯 | 生ビール(小) | 乾燥した冬、最初ののど越しすっきり | 🍺 生ビール |
| お通し | 生わかめのからし酢味噌・小ナマコのスライス・蜆の温かい透明スープ | 淡白なわかめに濃い酢味噌、コリコリの新鮮ナマコ、蜆の良い出汁 | |
| 寿司 | 真鯛を笹の葉でちまきにした手まりすし | ||
| 焼き物 | 青柳・小柱・平貝の串焼き | あぶって唐辛子、寿司店の焼き鳥のよう | |
| 刺身 | 生きていたイカの刺身 | 塩・ライム/わさび醤油で交互、透明でコリコリ感 | |
| 珍味 | ナマコの卵巣のバチコ(あぶり) | 普通は干からびて硬いが柔らかく豊かな風味 | 🍶 三千盛(岐阜・多治見、辛口冷酒) |
| 椀物 | ウニと鮑のあんかけ | 鮑は6時間茹でて柔らか、風味あるあん(スペシャリテ) | |
| 煮物 | フグのみぞれ煮 | 骨のない良い身、淡白の中に豊かな味わい | |
| 寿司 | トロをあぶった寿司 | ||
| 握り | フグの握り | 紅葉おろしで | |
| 握り | カワハギ(肝たっぷり) | 店主が刷毛で醤油を塗る、淡白な醤油で肝が引き立つ | |
| 蟹 | ズワイガニのオスとメス | メスは温かい殻つきで卵いっぱい、オスはほぐし身と足の身 | 🍶 ばくれん(山形・亀の井酒造、超辛口) |
| 握り | フグの白子の握り | 醤油麹でづけにして和からし | |
| 握り | づけにした中トロ | なんともいえない美味しさ | |
| 握り | コハダ | 表面に薄く醤油の色、トロで多くなった油を酸味でリセットする合図 | |
| 蒸し物 | 茶碗蒸し | 中の生のりの風味が素晴らしい | |
| 握り | イカの握り | 白胡麻を散らす(淡白で胡麻と相性が良いから) | |
| 丼 | 超ミニサイズの生のイクラ丼 | かすかな醤油味、新鮮なイクラ、酢飯に合う | |
| 寿司 | ノドグロの蒸し寿司 | 透明なたれにカニの身をほぐして散らす | |
| 煮物 | ほうじ茶で煮たタコ | お茶で煮て柔らか、外身が真っ黒、お茶の風味かすか | |
| 一品 | ボタンエビ・特製フレーク状の塩 | ライスペーパーに塩を振り3トンで圧迫し砕いた塩。ソフトな塩味、雪のように振る演出 | |
| 握り | サバの握り・イカの酒盗付け | 酸味の効いたサバ、酒盗の塩味。後半は味濃い目(計算づく) | 🍶 北雪 YK35(山田錦35%精米、佐渡) |
| 寿司 | 朴葉でくるんだノドグロの肝の寿司 | 肝を甘辛く煮てほぐし裏ごし、チョコレートのよう | |
| 寿司 | とろろ昆布で巻いたイワシの寿司 | 味濃い目 | |
| 椀物 | フグの土瓶蒸し | フグの骨から取った透明なお澄ましに大きな身(本日のメイン料理) | |
| 握り | アナゴ | 半分は塩味、半分は甘いたれ | |
| 巻物 | かんぴょうの海苔巻き(三つ葉入り) | ここでストップ | |
| 水菓子 | 生のキンカン(半身)・巨大な甘いイチゴ | イチゴは収穫期が1〜5月なので一・五(イチゴ)と呼ぶ |
内田氏のコメント
- 一品ずつ少量で次々に出るおまかせ。「途中でストップしたわんこそば大会のような満足感」と表現するほどの品数
- いずれも料理の完成度が高く、ほぼ全品が原田店主の創作。カウンター9席のため夜の仕込みでお昼の営業は不可能
- 「何でイカの寿司に胡麻を?」の問いに「味が淡白で最も胡麻と相性がいいから」と明快に即答、その反応の良さも評価
- ボタンエビの特製フレーク塩は「フレンチにも応用できるのでは」と着目
- カウンターは白木で見事。店主側のヒノキ柾目は1千万円、客側の白木は3百万円。皿・器も季節ごとに4・5階分が満杯で、品数が多いのに全部違う器に驚嘆
- 日本人は古代からヒノキ(神社)とケヤキ(寺)を大事にし、高級寿司店はヒノキのカウンターが定番という蘊蓄を記録
- これだけ食べて勘定は一人2万円をやや超えるほどで驚き。1ヶ月先まで満員、遅い時間に2交代もある人気店
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