UCHIDA'S DINING JOURNAL
モティーフ
コースの流れ
| # | 料理 | 素材・特記 | ペアリング |
|---|---|---|---|
| 乾杯 | — | 🥂 パスカル・ドケ オリゾン・ブラン・ド・ブラン | |
| アミューズ① | タマネギの丸いタルト | 中は熱々の玉ねぎのキッシュ。手で食べる(シャペルの「フリチュール」と同じ思想) | |
| アミューズ② | ミョウガの軽いフライ・ホタテのムース詰め | 木の枝になっているように供 | 🍷 2013 ヴルデール(豪ハンターヴァレー/ポルトガル土着品種・白) |
| アミューズ③ | 北海道産バフンウニ・コンソメジュレとオクラ・フロマージュブラン敷き | ジュレに海水似の塩味(漁師の食べ方の再現) | |
| パン | ボルディエのバター(有塩) | 丸ごと提供し切り分け。しっかりした塩味の迫力 | |
| アミューズ④ | オマール海老のフラン・カレー風味のパウダー | 奇をてらわないオーセンティックな姿勢 | |
| 野菜料理 | グリーンアスパラガス(インゲン・ソラマメ・ズッキーニ・ニンジン・ハーブ) | 北海道ではまだ旬。生き生きとした野菜のバターソース、下の生ハムの塩味 | |
| — | ホタテのソテー・リンゴスティック・胡麻・フロマージュブランにオリーブオイル・胡桃・ディル添え | 3年物の大きなホタテ、断面にグアンチャーレのラード。ホタテ×リンゴ×フロマージュブランの相性に驚き | 🍷 2008 アンリ・クレア ブルゴーニュ ヴィエイユ・ヴィーニュ(赤) |
| 魚料理 | トキシラズの60度低温調理・山葵クリーム・ジャガイモ(ノーザンルビー、シャトークイーン)のチップス添え | フィッシュ・アンド・チップスに見立て。低温調理の滑らかさとワサビクリームが絶妙 | 🍷 2008 アンリ・クレア ブルゴーニュ(赤・継続) |
| 箸休め | レモンティーのグラニテ | 須永キャプテンがポワール・ウイリアムを注ぎ、味わいが大きく変化 | ポワール・ウイリアム |
| メイン | 豚肉肩ロースのキャラメリゼとそのジュ・安納芋添え | キャラメリゼの甘さ、焼き芋状の安納芋。スペシャリテのポテトのグラタン「ドフィノワ」(軽いニンニク・ミルク風味)添え | 🍷 2008 アンリ・クレア ブルゴーニュ(赤・継続) |
| デザート① | イチゴ、熱い冷たい | イチゴのアイスに目の前で甘く煮たイチゴと砂糖汁 | |
| デザート② | 日本酒によるババ | 日本酒の香りだけで風味づけした軽やかなババ。バニラ風味のホイップ添え | |
| 〆 | エスプレッソ・小菓子 | グランマニエ風味のギモーヴ、巻貝形のココナツ風味メレンゲ |
ペアリングの要点
**2008 アンリ・クレア ブルゴーニュ ヴィエイユ・ヴィーニュ**
- ホタテにも、トキシラズにも、豚のキャラメリゼにも合った万能の赤
内田氏のコメント
- 開業12年目、7億円をかけ改装。丸の内のマンハッタン的夜景が素晴らしい
- 手に取って食べさせるアミューズに、亡きアラン・シャペルの思想を重ねて評価
- レストラン・アドヴァイザーは札幌ミシュラン三ツ星モリエールの中道博氏。北海道食材が豊富。浅野料理長(40歳)の忠実な再現ぶりを評価
- 日本ワイン「甲州」をドイツ・ラインガウで育成するプロジェクトの話題を素晴らしいと評価
- 今日は正攻法の料理ばかりで質が高く大満足。昼はアミューズ・チーズ・デザート食べ放題+メインで5,000円と人気。次回は昼に来ると約束
- 6月16日 メモ:東山魁夷の言葉「古い家のない街は、思い出のない人生と一緒」を「古典料理を知らない人は、思い出のない美食趣味と一緒」と置き換えたいとの所感。アルザスのマンステール(標高・飼料で風味が変わる繊細なチーズ)、プロヴァンスの語源(ローマ帝国の属州プロヴィンキア)、BS放送で見た「フレッシュストロベリー・ホワイトチョコのグラタン」など。
- 6月25日 読書感想:ジェームス・ジョイス『ユリシーズ』(ダイジェスト版)を読んだ感想。終始退屈と感じ、「料理は文学より素直に価値が伝わる」という結論に至る。
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