UCHIDA'S DINING JOURNAL
ラ・ペ
コースの流れ
| # | 料理 | 素材・特記 | ペアリング |
|---|---|---|---|
| 乾杯 | シャンパン | シャルトーニュ・タイユ。青リンゴの香り、すっきり。ブドウは赤白50%ずつ | 🥂 シャルトーニュ・タイユ |
| アミューズ | セップ茸のケーク・サレ・フォーブルトン仕立て/鶏白レバーの小さなテリーヌ | 後者は炭の真っ黒いチュイルでサンド。二品とも滅法うまい | |
| オードブル① | 燻製したカツオのたたき・玉ネギソース・デラウエアぶどうと白バルサミコ添え | ブドウとカツオのたたきのマリアージュは初めて | |
| オードブル② | 海の幸のマリネ・魚介のジュレ・根セロリのエスプーマ・ラッカセイのスライス添え | 大福もちのように白く丸い柔らかなもちを割ると赤海老・ホタテ・カブ・ウニ。ホタテエキスのジュレ、薄味の根セロリムースでバランス。ユズ皮の粉 | 🍷 2013 フランソワ・カリヨン サントーバン・プルミエ・クリュ(濃い目の白) |
| 魚料理 | ハタをライス・ペーパーで巻いてカリカリにフリット・トマト・パプリカ・かぼちゃのソース・アイオリソース添え | 蓮の葉のようなナスタチューム。ライス・ペーパーでベトナム料理を想起 | |
| メイン | 夏鹿(腿肉) | 繁殖し過ぎた鹿をレストランで引き受ける。柔らかく臭みなし。鹿のジュ入り赤ワインソースとブルーチーズソースの2種。アワビ茸・マイタケ・シメジ・ミニバイニングのキノコ尽くし | 🍷 2013 フランソワ・カリヨン サントーバン・プルミエ・クリュ(濃い目の白で通す) |
| デザート① | 韃靼そば茶のブランマンジェ・ゲランドの塩のアイスクリーム・早摘みのオリーブオイル | 蕎麦の香り。塩のアイスクリームの美味しさに驚き | |
| デザート② | 梨尽くし | 下にナシとキャラメルのソース・キルシュ風味のナシのババロア・ナシのコンポート・ナシのスライス・トンカ豆のアイスクリーム(ミント様のスーとする味) | |
| 小菓子 | フィナンシェ | カリカリ感・風味とも満点。コーヒーとともに |
ペアリングの要点
**コース全体を濃い目の白で通す**
- 昼で軽めにしたく、最後の鹿肉まで赤ではなく濃い目の白(サントーバン・プルミエ・クリュ)で通した
**フォワグラのテリーヌ × カカオのゴーフル(合わない例)**
- ビールとフォワグラが合わないように、フォワグラは苦いものとの相性が難しい。むしろ磯部煎餅のような甘く軽い炭酸菓子でサンドしては、と感想。松本シェフのチャレンジ精神は讃えたい
内田氏のコメント
- オー・グードジュール・グループはシェフの入れ替わりが激しい(ヌーベル・エールの宮崎シェフがアジュール45へ、高橋さんがル・スプートニクを開店、麹町本店は閉店)。2か所訪問したからには松本シェフのラ・ペにもと思い来店
- 隣席のサービスで「ニンニク風味のマヨネーズです」と説明し、慣れていない方には「アイオリです」と言わない——人により説明を変える高級な技術と評価
- ベトナム工場(来年20周年、第二工場稼働・1,000名雇用)にまつわる回想を綴る(進出時の水牛の逸話、ホーチミン市副市長の評価、来日した係長クラスへ雷門の瓦煎餅を手渡したこと等)
- オー・グードジュール・グループはアニュの下野シェフ初め実力者を多数輩出したグループとして敬意。松本シェフに見送られ大満足で帰途
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