UCHIDA'S DINING JOURNAL
ル・サロン・ジャック・ボリー
コースの流れ
| # | 料理 | 素材・特記 | ペアリング |
|---|---|---|---|
| 乾杯 | — | 3品種33%ずつ・主に2007年ブドウ使用。美味しく満足 | 🥂 タルラン・ブリュット・ナチュレ |
| アミューズ | 潮の香りに包まれた生ウニとフヌイユのバヴァロア仕立て | ウニの殻容器に下からフヌイユのバヴァロア・生ウニ・ウニのクリーム。上に秋トリフのスライス1枚 | 🥂 タルラン・ブリュット・ナチュレ |
| 前菜 | オマール海老と茄子のコンポート、サラダ仕立て・アプリコットのヴィネグレット・マイクロ野菜添え | オマールとアプリコットが互いに引き立つ。パプリカ・オニオン・ズッキーニを炒め茄子に合わせコンポート、上にオマールのメダイヨン | 🍷 2011 シュロスブルグ・リースリング・グランクリュ(白) |
| 魚料理 | キャビアを纏ったアマダイのヴァプール・香り豊かなフヌイユのクリーム | アマダイにホタテのムースを厚く塗りキャビアを一面に。キャビアの黒・アマダイとホタテの白・フヌイユの黄が美しい。蒸す古典的調理法 | 🍷 2009 ペルナン・ヴェルジュレス(白・フィリップ・シャルロパン) |
| メイン | ピエ・ド・コション(豚足)のファルシ・ココット焼き・セージの香り | 黒光りのココットに豚足二足。中にシャンピニオンのデュクセルと豚の耳、網油・フォンドヴォー。セージ・ブラックオリーブ・レモンコンフィ・オレンジピールで風味付け。4日前から仕込み | 🍷 2010 エリュイカム(コート・デュ・ローヌ・シラー100%/赤) |
| アヴァンデセール | シャンパンのグラニテ・レモンピール添え | レモンの香りが強く美味しい | |
| デザート | デザートワゴン(一人3つまで) | シブースト、パリブレスト、ガトー・オペラ、栗のムースのタルト、サバラン、バシュラン、タルトタタン、イル・フロッタント、イチジクのコンポート。内田氏は栗のムースのタルト・イル・フロッタント・タルトタタンを選択 |
ペアリングの要点
**オマール × 2011シュロスブルグ・リースリング・グランクリュ**
- 牛腸支配人「オマールにアプリコットのソースなので、アプリコットとけんかするワインは避けた。まとわりつかないタイプが良いと考えこのリースリングに決めた」
- 「リースリングは安いイメージだがこれはグランクリュ。高いリースリングを使うのは難しい(同価格で代用できるワインが多いから)」
- 内田氏は当初「オマール=シャルドネ定番」「シャブリかな」と予想し外れる。プロらしい変化球を楽しむ
**キャビアのアマダイ × 2009ペルナン・ヴェルジュレス**
- 牛腸支配人「キャビアはミネラルが多く合わせるワインが難しい。キャビア×シャンパンの有名な組合せは、マリアージュというより高貴な食材と高貴な飲み物の“同格”の合わせ」
- 作り手フィリップ・シャルロパン氏はアンリ・ジャイエが教えた人物
**豚足 × 2010エリュイカム(シラー100%)**
- 皆が即座に「コート・デュ・ローヌのシラーでは」と当てて喝采
- 豚足にブルゴーニュではワインが弱くなる、と内田氏
内田氏のコメント
- パテ・アンクルートをリクエストしたが、シェフが試作してもボリー氏のOKが出ず、次回の課題に(先送りの楽しみ)
- 指し値の上でのフルコース・ワインお任せ。牛腸支配人・井脇副支配人のプロのチョイスを楽しむ
- 豚足料理はロオジェ時代のアラカルトに載っていた一品。砂糖と塩でマリネし臭みを取る手間、塩はギリギリまで強めに。「1個300円もしない豚足を芸術の領域に上り詰めさせる」シェフの仕事に敬意
- 完璧な伝統料理を8名で堪能。「現代のスタイリッシュな料理を否定しないが、たまには完成された伝統料理が食べたくなる」
- バシュランは前日に資生堂のイタリア料理ファロで食べたばかり。ファロのデザートは基本的にロオジェ由来と判明
- ロオジェは昼夜満席でも毎月500万円の赤字。大手資本が文化を安定的に発展させる意義に言及(メディチ家、ワコール塚本氏らの例)
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