UCHIDA'S DINING JOURNAL
八雲茶寮
コースの流れ
| # | 料理 | 素材・特記 | ペアリング |
|---|---|---|---|
| ウェルカム | シャンパン | アヤラ・ブリュット・ナチュレでのどを潤す | 🥂 アヤラ・ブリュット・ナチュレ |
| 付け出し | 桃原豆腐 | 桃とスモモを長芋のすり身で固め、ジュンサイ入りのジュレをかける。さわやか | 水出しのお茶のコース |
| お造り | ヒラマサの刺身・新ショウガの薄葛掛け | 大葉の水だし煎茶 | |
| 揚げ物 | 千葉産トウモロコシと大分産ジャコのかき揚げ天ぷら | 塩を振り良い香り | 玉露の水出し茶(すがすがしい苦みと塩味が好相性) |
| 椀① | 鱧の澄まし椀とごはん一文字 | 目の前で骨切りした鱧 | 徳島県産の醗酵番茶 |
| 焼き物 | 和歌山産若鮎の塩焼きとイチジクの白和え | 鮎にカボスを数滴 | 醗酵番茶 |
| メイン | 近江牛とツルムラサキのお椀 | 御飯は北海道「七つ星」、やや硬め。香の物(梅干しも酸っぱすぎず加減良し) | |
| 〆 | 鯛味噌の茶漬け | 厚切りの鯛を利久味噌漬けに、ホロっとほぐれる | |
| デザート | 白餡入りの山椒風味のきんとん/白餡入りのわらび粉ゼリー包み | 10種から選択(おまけで2個に)。抹茶椀とともに | 抹茶 |
ペアリングの要点
**日本茶のマリアージュ**
- 「茶寮」なのでお茶を大事にし、水出しのお茶(煎茶・玉露・醗酵番茶)をバイザグラスで料理に合わせるコース
- 玉露のすがすがしい苦みと、ほんのり塩味のかき揚げのマリアージュが特に好印象。日本茶で料理とマリアージュさせるのは内田氏も初めてで楽しい体験
- 夜のコースはシャンパン→白→赤の間に冷たいお茶を数種挟む構成
内田氏のコメント
- オーナーは世界的デザイナー・緒方慎一郎氏。敷地250坪の平屋一軒家で、建屋・食器・グラス・箸・木製スプーンまで自分の価値観で統一。夜は完全紹介制の迎賓館的存在で客の半分近くが外国人
- 担当はアピシウス・タテルヨシノにいた杉本博則氏(2005年『専門料理』6月号のインタビュー記事を持参)。コンシェルジュは5か国語を話すクロード・芹沢氏
- 幅1m・長さ6mの青森ヒバの巨木テーブルで、客のそばで鱧の骨切りを実演(シャリシャリの音も美味しさのうち)。内装の撮影は不可
- 平成9年オープンながら古民家を思わせるしつらえ。簾・障子・かまど・湿り箸など計算された設え
- 上品な客は「新鮮ね!」などと叫ばず穏やかに楽しむ。一流店で「新鮮」は当たり前でわざわざ言わなくてよい
- 紹介で行く店がすべて素晴らしく、日本のレベルのすごさを改めて感じた
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