UCHIDA'S DINING JOURNAL
奏
コースの流れ
| # | 料理 | 素材・特記 | ペアリング |
|---|---|---|---|
| 乾杯 | フグのヒレ酒(炎のセレモニー) | 日本酒とシャンパンの混合、広口グラスにフグのヒレを浮かべ室内を暗くして | 🥂 シャンパングラスで供 |
| シャンパン | — | アンリジロー「エスプリ」新スタンダード・キュヴェ。ピノ・ノワール80%/シャルドネ20%、樽・楕円形小樽熟成。桃や洋ナシの香り | 🥂 アンリジロー「エスプリ」 |
| 先付け | 江戸前黒鮑の柔らか煮・旨出汁ジュレ/下関産トラフグのお粥・柚子風味 | 鮑の蓋を開けると下にフグ出汁のお粥。文句なく美味 | |
| 前菜 | 立春の天ぷら盛り | フキノトウ・ウドノメ・三つ葉の茎・能登の白エビのかき揚げ、日本産レモン・竹炭の塩・スモークの塩。金柑のコンポート添え | 🍶 2015 根知谷産五百万石 |
| 前菜 | 下関産トラフグの煮凝り/山葵の花とキノコのあえ物/フグの魚卵と千切り牛蒡 | 煮凝りはフグ本来のゼラチンだけで固める高貴な味わい。魚卵は塩漬けで毒を取る | |
| 前菜 | 萩産グジの春茸とトラフグの白子のトリフソース | グジは皮目を揚げて松かさに、香茸は乾燥・戻しでトリフ並みの香り | |
| お椀 | 下関産トラフグの炙り白子・白味噌椀 | 西京味噌にクリームでシャンパンに対抗、昆布出汁のみ(かつおは生臭くなる)。白子は炙りすぎ注意 | |
| お造り | 下関産トラフグのお造り | 塩昆布と佃煮昆布添え。身が柔らかく普通の3倍の厚み | |
| 追加 | ヤマウドと京ニンジンのきんぴら/海老芋とレタスの茎の西京漬け | ラチュレ延命寺美也さんのサービスで追加 | |
| 〆 | 氷見産寒ブリのハラミ・聖護院蕪・木の芽あん | 4人ともご飯が入らなくなるほどの満足感 | |
| デザート | トラフグの皮と完熟南高梅のジャムのゼリー寄せ | 皮の生臭さを消す努力。最後はほうじ茶 |
ペアリングの要点
**日本料理 × シャンパンの試み**
- フグのヒレ酒をシャンパングラスで供する新感覚
- 白味噌椀は西京味噌にクリームを入れシャンパンに対抗できる味わいにし、かつお出汁を避け昆布出汁のみ
- のれそれのシャンパーニュポン酢など、シャンパンに合わせる店の探求から新しい味わいが生まれる
**日本酒の評価**
- 2015根知谷産五百万石:甘み・うまみのふくよかさ。ゲストの通には「優しさが前に出すぎ、ガツンとしたパンチがない」
- 小布施ワイナリー ヌメロ・シス:香り・コクとも大満足、ゲストの通も「これは美味しい」と絶賛
内田氏のコメント
- 必ず下見をする主義だが、美食の友人たちの評価を信頼し初訪問で接待に臨んだ
- 広瀬友子料理長が一品ごとに自ら解説、食べたことのない料理のオンパレードで感性の素晴らしさを堪能
- フグの新発想コース(柔らかい身は3倍厚のお造りに)など、自然の摂理と料理の奥深さを実感
- ゲストも大満足で「今度接待に使ってみる」とまで言われ、会食は大成功
- 広瀬料理長、サービス陣、助言した延命寺さんに大感謝
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