UCHIDA'S DINING JOURNAL
銀座 奏
コースの流れ
| # | 料理 | 素材・特記 | ペアリング |
|---|---|---|---|
| 食前酒 | — | 大分県の高級酒、アルコール20度をシャンパーニュ割り | 梅酒爛漫のシャンパーニュ割り |
| 先付 | 知床産バフンウニ・瀬戸内コラトゥーラの泡添え | コラトゥーラは山口県産の魚醤、酒かす入りで魚臭くない。ウニの美味しさ倍増 | 🥂 テタンジェ |
| 前菜① | 銚子産黒アワビ柔らか煮 柚子風味 | 柑橘系の味わいがシャンパーニュと好相性 | 🥂 テタンジェ |
| 前菜② | 淡路産鱚(キス)と河豚白子 白味噌カニ出し汁餡 | ドラゴンフルーツの天ぷら添え。白味噌とシャンパンが好相性。ほっぺたの落ちる美味しさ | 🥂 テタンジェ |
| 前菜③ | 噴火湾産毛蟹・車エビ・キャビア・カラスミ・黄身酢 | キャビアの塩味と黄身酢で深い味わい。昆布出汁で味付け(カツオ出汁はシャンパンで魚臭くなるため) | 🥂 テタンジェ |
| 椀 | 鱧 冬瓜 ジュンサイ 鱧出汁澄まし仕立て | 定番の梅肉の代わりにプラムのジャム。鰹節不使用・昆布出汁 | 🥂 フランシス・ブラール(ピノ・ムニエ主体) |
| お造り① | 三重県産活〆コチ 昆布締め メロンを巻いて | 刺身とメロンの初の組み合わせ。鯒は夏の王様 | 🥂 フランシス・ブラール |
| お造り② | 淡路産活〆鱧・青梅ソース・シャンパーニュポン酢 | シャンパーニュポン酢が好相性。生岩ノリも美味 | 🥂 フランシス・ブラール |
| お造り③ | 天草産天然本マグロの利休漬け | 利休=胡麻風味。ゴマの香りとシャンパーニュが合う | 🥂 2002 ジョセフ・ペリエ(シャルドネ50%/ピノ・ノワール41%/ムニエ9%) |
| 揚げ物 | 鱧カツレツ・鮑の肝のクリームを射込んで | 薄い鱧二枚で肝クリームを挟み蒸して揚げ。花オクラ・ナスタチウム・桜エビのロマネスコ・ヤマモモ添え | 🥂 2002 ジョセフ・ペリエ |
| 追加 | 出汁で炊いた鱧の子 | 献立にないサービス。たらこより小粒な白い卵を出汁で | 🥂 2006 ポール・ロジェ |
| メイン | 鹿児島野崎産黒毛和牛ランプステーキ | ドラゴンフルーツ・ほうずき・ズミの実・ミョウガ甘酢・フルーツトマト味噌・山科/万願寺唐辛子添え | 🥂 2006 ポール・ロジェ(熟成し、サー・ウィンストン・チャーチルを彷彿) |
| ご飯 | サーモンハラスと夏野菜の釜炊き込みご飯 | 枝豆・味来コーン・新ショウガ・キュウリ浅漬け。広瀬料理長自らおにぎりに | |
| 汁 | マグロの骨のコラーゲン入りみそ汁 | 粘っこい昆布入りでとろみ | |
| デザート | フルーツのシャンパンジュレがけ | 泡を残しアルコール分の残るジュレ。シャインマスカット・マンゴー・サクランボ | |
| 〆 | 緑茶 | オーストリアのホテル仕様(ザッハトルテ提供)の逆輸入。ピンクペッパー・グアヴァ風味 |
ペアリングの要点
**和食 × シャンパーニュ(テタンジェ/フランシス・ブラール/ジョセフ・ペリエ/ポール・ロジェ)**
- シャンパーニュと合わせるためカツオ出汁ではなく昆布出汁で味付け(カツオは魚臭くなるため)
- 椀は梅肉をプラムのジャムに、マグロは胡麻風味(利休漬け)にするなど、シャンパンに寄せた料理設計
- 広瀬友子料理長が1年2か月かけて和食×シャンパーニュの合わせ方を模索したノウハウ
- 今日はテタンジェ・ジョセフ・ペリエ・ポール・ロジェ等ビッグネーム揃いで大満足
内田氏のコメント
- 和食にシャンパーニュを合わせる稀有な店。広瀬料理長の料理は美味しくないものが一つもなく、再構築の見事さに毎品舌鼓
- ジョセフ・ペリエはチャールズ皇太子の結婚式、2012年ノーベル賞食事会のシャンパンに選ばれた名門
- 道中、ソニービル取り壊しの塀を見てショック。マキシム・ド・パリも消えると残念
- 春夏秋冬味わいたいと思っていたが、わずか1年2か月で翌6月末(明日)に閉店すると知り残念
- 大きな商社の傘下になるとのことで、広瀬さんの技量が今後も生かされるか心配
- 広瀬さんが落ち着いたら連絡をとお願い。美食家の社長夫妻ともども大満足で店を後にした
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