UCHIDA'S DINING JOURNAL
サケシーン ます福
コースの流れ
| # | 料理 | 素材・特記 | ペアリング |
|---|---|---|---|
| 乾杯 | — | 貴醸ゴールド(酒蔵ビール・大阪高槻 寿酒造の日本酒入り地ビール)/サッポロ赤星(クラシックスタイル・苦み強め) | |
| アミューズ | ハーブ豚のリエット | リエットに酒粕風味を効かせた独自の工夫 | |
| 前菜 | 岩手県産の鰆(さわら)の酢〆 ハーブのエマルジョンソース | 鰆は秋の方が脂が乗る、海水をイメージしたバジルのハーブソース | |
| スープ | マツタケ、黒トリフ、ポルチーニ、シイタケのスープ | 茸の香りが立ち上る、文句なしの美味しさ | 🍶 昇龍蓬莱 生翫純吟(神奈川・愛甲郡)熱燗48度→お猪口で45度。酸味とドライ風味がスープと対比 |
| 魚料理 | 舌平目のブレゼ・ソースアルベール(マキシムのスペシャリテ) | 微粒パン粉でカリカリ、ベルモット酒入りの風味豊かなソースを再現。前回はトロワグロの「ソーモン・オゼイユ」 | 🍶 旦(たん)山廃純米無濾過生原酒(山梨・加水なし・平成26年産で熟成)熱燗46度。クリーミーなソースに負けない強さ |
| メイン | 蝦夷鹿のロースト・ソース・グランヴヌール | 鹿フィレは柔らかく適度な歯ごたえ、ソースに酒粕を溶かす独自性 | 🍶 悦凱陣(よろこびがいじん)KU16(香川・丸尾商店×香川大学、さぬきよいまい100%、19度)熱燗55度。一口で強烈、グランヴヌールに負けない |
| デザート | ルバーブのクランブル・イン・マス | ルバーブの赤が鮮やか、たっぷりの生クリームと合わせる | 🍶 貴醸酒 成龍(愛媛・西条 成龍酒造・2002年醸造)お猪口で。古酒の趣、甘口ワインのような味わい |
| 〆 | 和草茶(ハーブティー) | カボス・柚子・マルベリー・ドクダミ・クマザサのブレンド、鉄瓶で供 |
ペアリングの要点
**茸のスープ × 昇龍蓬莱(熱燗45度)**
- 日本酒の酸味とドライ風味が、濃厚でまろやかなキノコのスープと対比され、両方が引き立つ
**悦凱陣 KU16(熱燗55度)の話題**
- あまりに強い味わいで「果たして寿司に合うか」を皆で議論
- 結論:マグロ赤身もイカも負ける、濃い味の煮ハマグリの握りでもこの酒は合わないだろう
- フレンチのソムリエ仲間でも評判の高い人気の日本酒
内田氏のコメント
- 店名に sake と付くが本格フレンチ。世界で人気急上昇の日本酒をマリアージュさせるスタイルで、来日外国人を満足させられる優れた店
- 完璧に英語対応できる数少ない店。オーナー簗場友何里さんは海外向け日本酒アンバサダー的役職で、知識豊富な日本酒ソムリエ
- 店内には内田氏も見たことのない銘柄の日本酒ばかりが揃い、いずれもフレンチと合い実力がある
- 「クラシックな料理があったら嬉しい」と伝えていたところ、マキシムの舌平目ブレゼ・ソースアルベールを供してくれた心遣いに大喜び
- 熱燗で日本酒3種(昇龍蓬莱・旦・悦凱陣)をいただき大満足。各酒が濃いフレンチのソースに負けない強さを持つと評価
- 別の日本酒好きの客も近々案内予定。奥深い日本酒の世界を楽しめる店と締める
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